ヤマトヌマエビと言うエビの飼育を始めてみました!

読むほどでもないローキーズ社長日記

006 大連へ “バイオスオークション180日の軌跡”

 
「1ヶ月で1億円を手にした男」


ひとまずローキーズに戻り作戦を考えることになった

私は携帯電話のメモリーをクルクル回し誰か中国に詳しい人はいないかを

探してみた そして一人 可能性のある人に数年ぶりに電話を掛けてみた

「お久しぶりです 突然すいません」

「常松君 久しぶり 金魚屋さんはどう?」

「金魚じゃなくてエビです!」

「ちょうどその件なんですがMさん大連でイエローハットやってるんでしたよね」

「そうだよ 今グチャグチャになって国際裁判中だけど。。」

「やっぱり中国は難しいですか?」

「難しいなんてもんじゃないよ もう疲れたよ」
lrg_17484294.jpg 
当たり前だがイエローハットは中国では「黄帽子」と書く(画像下の黄色い看板)


「大連でエビ屋さんをしたいと言ってる人がいるんですがどうですか?」

「かなり難しいと思うよ ただどこの会社に行ってもクラブに行っても水槽は

かならずおいてあるよ 需要はあるかも知れないね」

「錦鯉が圧倒的に人気だけど金魚も人気あるんじゃないの?」

「だからエビです!」

「じゃあ その業界で力のある人探してみるよ」


ひとまずそう言って電話を切った

「通訳はどうしよか?」私は男に尋ねた

「大連に一人 日本語がしゃべれる女性がいます 今回の件もすでに話してあります」

これ以上準備といっても何も思いつかずアメックスブラックカードの力で明日のチケットを
 
確保した



関西空港から2時間半で大連に到着した

予定どおり通訳の女性が空港で出迎えてくれた

「初めましてリンリンです よろしくお願いします」

一見 日本人に見える彼女は柴咲コウにそっくりの中国美人だった
imageCA34VIU2.jpg 


彼女に案内され4つ星のラマダホテルに到着した

チェックインしようと思いフロントに向かおうとすると彼女からここで待つように言われ

ロビーのソファーに座った

男からブラックカードを預かった彼女はフロントでチェックインの手続きをしている 
DSC05539.jpg 
ラマダホテルは大連の中心にありフロントで日本語も通じる 館内にある日本食店も
格安で人気 初めての方はお勧め 1泊8000円前後


初めての中国に興味津々の私の目にはどんどん衝撃的な光景が映し出された

4つ星ホテル前に見たことのある猫がいた
ロビーには大きな池に錦鯉とチョウザメが一緒に泳いでいる
DSC02390.jpg   
なんじゃこりゃ。。世界第二位の経済大国になった中国の本当の姿に驚いた


それにしても遅い 外国人のチェックインはそんなに時間が掛かるのか?

そう思っていた矢先にリンリンが駆け足でソファーに近づいた

「お待たせしました ここにサインして!」そう言って男にサインを促した

¥80,000 

「8万円?人民元じゃないの?」

「ここに¥のマークあるでしょ!日本のカードだから日本のお金で書いてますよ」

便利な時代になったと思った

5日間×2部屋で8万円 1泊8000円 ホテルの雰囲気からすると決して高い感じはしなかった

男はいつものように慎重にキレイな筆記体でサインをした

中山 勝也
DSC08243.jpg 

こちらは実際中国でガソリンを入れた時の領収書 伝票の下の方に¥マークが見える
中国元(Chinese yuan)の読み方は「チャイニーズ ユアン」 この元(ユアン)が日本の「円」の由来 日本円・中国元と同じマークを用いることから国際的に問題となっている
この伝票は当然215円ではなく215元(2580円) ガソリンは7.84元=94円





もちろん中国でも「¥マーク」を使う事など知るはずの無い男が8万円と思いサインをした

伝票は実際には約96万円のものだった事をこの地点では知る由もなかった

この金額でもノーチェックであるセンチュリオンカードがこの後もますます仇となる
 
ことは言うまでもない




私は明日からの店舗探しに向けて四つ星ホテルで一休みする事にしたDSC06638.jpg



続く

*このカテゴリは断片的に実話が登場しますが全体を通して100%フィクションです 



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  1. 2013年03月31日 19:58 |
  2. バイオスオークション180日の軌跡

005 ジャパンペットフェア “バイオスオークション180日の軌跡”

 
「1ヶ月で1億円を手にした男」

ジャパンペットフェア会場にはこれからエビを始めたいその男にとって何とも好都合な

メンバーがゾロゾロと集まっていた 
DSC08198.jpg 
ジャパンペットフェアは3月31日までインテックス大阪で開催している


紅蜂シュリンプT本部長 社長と同じ名前だが本部長は普通の人であった

全国的な人気を誇るRED FAIRY 実はM店長とは10年近く前に取引をしたことがある

MARUSHO M社長 噂通りの変〇であった 有名な女性スタッフ?Aさんは

ほぼ石原さとみであった 

爆走海老のI 社長の勢いはしばらく止まりそうにない ブログランキングも1位間近

MAT BLACK  Y社長は恐ろしいほどエビをふやしているらしい
 
アクアイズムS主任は私がブラックカードホルダーなら「この店のエビ全部」と言いたくなる魅力

pearl&ruby ヘリコプターも操縦するY社長はローキーズオープン当初から色々アドバイスを貰った
 
蝦鯛釣(えびたいちょう) 男が惚れる男 エビも凄いが気配り・目配りのレベルが違う



この男は運が良いかも知れない・・

私が7年間掛けて知り合ってきた人達と出会うまでに掛かった時間はわずか2時間足らず

である


少々焼きもちにも似た感情を覚えた私はその男に少しゆさぶりをかける
DSC08200.jpg  画像上部に良く見れば紅蜂ブースがかろうじて写っている

「そしてこちらが4足歩行のAB-flowerさんです」

「そうなんですか。。」





私はギャグの切れ味がかなり劣化していることに自分自身で気づいた



続く

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  1. 2013年03月30日 18:17 |
  2. バイオスオークション180日の軌跡

004 GAME その2 “バイオスオークション”180日の軌跡

 
「1ヶ月で1億円を手にした男」


「1ヶ月以内ですか」 どう考えても無茶すぎる。。

私はローキーズのオープンに141日掛かった事を丁寧に話した

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4トンロング満載の中古ラックと中古水槽 ディスカス飼育を辞めると言う岐阜県のマニア
の方に70万円で譲って頂いた 画像2枚目はローキーズにラックを搬入した様子
ほとんどのラックを逆さまに設置してしまいこの後すこぶる苦労した

それでも一歩も引かない男の様子にピンと来た私はこう問いかけた

「ゲームと言う事は出題者がいますね?」

「まあそう言う事です。。」 私の予想は的中した

「30日以内と言うタイムリミット以外に条件は一切ナシですか?」

「もう一つ条件がありますが大きな問題ではありません」

この話は危険すぎる 私では説得力が無い

そう思った私はジャパンペットフェアに出展中の世界を知る男にガツンといってもらおうと

思い一緒にインテックス大阪に行った

道中 私は男にこう釘をさした

「今から合う人は世界10か国以上に展開している社長です 答えはどうであれ必ず

その結果に従ってくれますね」 男はうなづいた
DSC08195.jpg DSC08196.jpg 
現在開催中のジャパンペットフェア 犬猫6割・アクア3割・爬虫類1割の出展
肝心の紅蜂ブースの撮影を忘れると言う大失態



「ギャハハハハハハ!」

「やってみればいいじゃないですか!ローキーズで!ぎゃははははは!」

目論見は大きく外れた しかもローキーズでって。。。

世界展開する紅蜂グループがなぜ中国だけぽっかり穴を開けているのか?

理由は分からなかったがそれなりの理由があるのは容易に想像できた


「結果はどうであれその答えに従ってくれますね」

その男は私が30分前に発した言葉をそのまま返した



ご存じの通り8月のエビ専門店は少々お暇な日が続く

私は一切責任は取りませんよと念を押した上 この男のゲームを何故か手伝う事に

なってしまった

「ところで出店場所は決まってるのですか?上海?北京?」

「遼寧省大連です」 (りょうねいしょうだいれん)
DSC00170.jpg 
大連駅の様子 コンパクトな街に800万人ほどが暮らす 日本との関りは深く日本語を
話す中国人も多い 実際勉強していった中国語でチェックインを試みたところ
中国人に「日本語でお願いいします」ととっても丁寧な日本語で言われたショックは今も残る

初めて聞いた地名であった


私はその男に一つだけお願いをした

「ブログの人気がイマイチなのでもっと突拍子も無い事をしてくれませんか?」

「分かりました」 そういって男はペットフェア会場を見渡した
DSC08202.jpg 
すかさず男はアメックスブラックカードを提示しアヒルを40匹購入した

これだけ駆け足な男がカードのサインだけは筆記体でゆっくり書く姿が印象的だった





続く

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  1. 2013年03月30日 00:30 |
  2. バイオスオークション180日の軌跡

003 GAME “バイオスオークション”180日の軌跡



「1ヶ月で1億円を手にした男」


「ゲーム・・ですか」 実は全く理解できなくも無い男の返答だった

確かにビジネスもゲームである

画面の中のゲームならあらゆるアイテムを駆使しながら仲間を増やし敵と戦い

制限時間内にゴールへ向かうと言うのが一般的だろう

それが社会におけるビジネスは限られた人・物・金・情報・時間をいかにマネジメント

するかで勝ち抜くいわばロールプレイングゲームである

昔読んだ本にこのように書いてあった事をふと思い出した
 
そして男はこう続けた

「ミリオネアは簡単に見つかるんです 彼らは自分で築き上げた資産を必要以上に

誇示しようとします 例えば車はフェラーリ・ポルシェ・アストンマーチン・・・・

それに対してビリオネアは目立たない事が目的ですからクラウンに乗ることが多いんです

決してお金を持っている事を周囲には悟られないように生きているんです」


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*画像は田園調布駅前 六本木ヒルズなどの派手さとは無縁
ビリオネアの住まいに関しても富裕層が住んでいるイメージの青山・麻布・六本木に
代表される「港区」はビリオネア人口ランキングの第7位で 上位5位まではいわゆる
山手線の外側に住んでいます(第一位は田園調布で有名な世田谷区)
関西一位は西宮 そして豊中・吹田と続きます




「生まれながらにして孫の代まで生きていける資産を持った人たちはお金を稼ごうと

言う執着が無いんですよ それより今の資産を次の世代に受け継ぐことを考えます」

「派手な暮らしをする事により凶悪事件などに巻き込まれないように生きているんです」


「ビリオネアについてはある程度理解出来ましたがそれとこのエビが

どう関係あるんですか?」


“見せびらかさない大人の贅沢を楽しむ人々”のマーケティングリサーチですよ」

その男は少しニヤリとした


もしかしたらあの人もビリオネアなのか!と思わず頭をよぎったが・・・
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彼は間違いなくうどん屋の息子である


どうやらその男はヤフーで「見せびらかさない大人の贅沢を楽しむ人々」と言う

キーワードを検索したらしい→検索結果はコチラ


幸せのブレスレットと言う商品をご存じでしょうか?着けるだけで運気が上昇して
お風呂いっぱいの札束とキレイなおね~ちゃんに囲まれると言うワンダフルな商品です
「効果が無ければ全額返金します」と言うキャッチコピーで販売個数を伸ばしました
実は商品を販売して利益を得ることが目的ではなく 「運気や神秘的なパワーを
信じる人のリストアップ」と言うコインの裏側があります
その後 このリストはその様な商品を販売する会社へ高額で販売されます




「コインの表側がエビで裏側が飛行機と言う事ですか?」

「まあ大体そんなところです」その男はうなずいた
 

「頭の回転は凄いな」素直にそう思ったがひとつ決定的に掛けている部分がある

それは人・物・金・情報・時間の中でまぎれもなく一番大切な部分である

「人」の部分 人数ではなく人の魅力が足らないと言った方が適切かもしれない


「人が足らない」事がこの男の命取りになるのではないか?と思ったが初対面の

男相手に言う言葉では無いなと思い黙って聞いていた





そしてこう続けた

「ゲームのタイムリミットは9月5日なんです」


今日は2010年8月6日だった




続く

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  1. 2013年03月28日 10:04 |
  2. バイオスオークション180日の軌跡

002 アメックス センチュリオンカード “バイオスオークション”180日の軌跡

「1ヶ月で1億円を手にした男」


「兎に角 急いでるんだ!支払いは全てこのカードでするからエビを売ってくれ」 

その男はやはりチタン合金のブラックカードをいきなり提示した
 
「お急ぎでなければ今日の23時から通販やりますよ」→コチラ
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3月27日23時スタートのRT画像水槽からターコイズ2匹+シャドー5匹+シャドー×ビー10匹
合計17匹セットで9800円 限定5セットとなります シャドー小さ目ですが青いです




あえて急いでいると言う訪問者に宣伝も含め そう問いかけた

そして30分前までは存在さえ知らなかったそのカードについて得意の「ハッタリ話法」

で様子を見ることにした

「アメックス センチュリオンカードじゃないですか!凄いですね 久しぶりに見ました

私の知っている人でこのカードを持っている人は5・6人しかいないですよ」

当たり前だがそんな知り合いはいない そしてハッタリ話法は続く

「もう宇宙旅行 行きました?」

centurion-3.png 
日本で5000枚しか発行されていないアメックスセンチュリオンカード
年会費は36万7500円でカード利用上限は無制限 戦車や飛行機がサインひとつで
買えるのは有名 22億円利用するとポイントで宇宙旅行と交換できる
 



その男は一瞬 面を食らった表情を見せたが

「忙しくてなかなか行けないんだよ」と返答した 宇宙旅行に行けない理由が

忙しいからとは・・ やっぱり怪しい

「そんな事より時間が無いんだ!このエビを中国に送ることは出来るのか?」

「それは無理と思いますよ 税関の問題もありますし何より8月ですから

気候が悪すぎる」

「暑いとダメなのか?」 「暑いと死んでしまうんですよ」

どうやらレッドビーに関しては全くの素人らしい ますます分からなくなってきた

「そしたらスーツケースに入れて明日持っていくなら問題ないだろ」

「この水槽のエビ全部でいくらなんだ」
DSC04009.jpg  
どうやら値引き交渉をする気配はない

男は120センチ水槽に5000匹ばかりレッドビーが入った水槽を指差した

「980円が5000匹ですから490万円です」

その男はまたも面を食らった表情を見せた 予想していた価格と違うらしい

「このエビはそんなに安いのか! もっと高いエビは無いのか」

どうやら1匹2万円と言っておけば良かったようである

5000匹×2万円=1億円 この話はTHE ENDとなるところであった


「オークションに出ているMFFと言うエビは無いのか」

兎に角出てくる情報全てが浅く 1時間ほどネットで調べたら出てくるだろうと言う

キーワードばかりが飛び出してくる 私は真面目に答えるのが馬鹿らしくなって来ていた

マカロニファイトフォーエバーですね」 男が三度面食らう さすがにバレたか。。

「そうだ マカロニフォーエバー5000匹でいくらだ」

「今マカロニの在庫は無いですけどミカン&エノキダケなら1000匹おりますよ」
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MFFとは5年以上レッドビーシュリンプを飼育しているひとなら知らない人はいない
伝説のブランド ムネチカフィッシュファームの略 私も8年前に新幹線で広島まで行き
2匹30万円で購入した経験がある ちなみにミカン&エノキダケは通称M&Eとも呼ばれる


「お金を払ってくれる以上エビは販売しますがどうやら特別な事情がありそうですね」

「よろしければお話して頂けませんか?」



私はかれこれ30分前にセンチュリオンカード名義人「KATSUYA NAKAYAMA」

についての人物リサーチと盗難届が出ていないかを調べるよう山ちゃんにメモを渡した

そろそろ情報が欲しいところだが山ちゃんはお昼12時の食事に入ったままなかなか

出てこなかった。。 私は心の中で叫んだ(山ちゃんフォーエバー!)

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現在は新規事業開発部長とリセット担当を兼任する多忙な山ちゃん
慣れるまでに5年掛かると言われるアルダブラゾウガメが3日で山ちゃんの姿を見たら
寄ってくるようになった



ようやく男は少し落ち着いた様子で初めて聞き取りやすい丁寧な口調で話しだした

「これはゲームなんですよ」 



続く

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  1. 2013年03月27日 09:21 |
  2. バイオスオークション180日の軌跡
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